読書紹介

本田由紀『教育の職業的意義―若者、学校、社会をつなぐ』(ちくま新書、2009)

本田先生の考えは、去年の7月に日本カリキュラム学会で聞き、非常に感銘を受けた一方、知っていた考え方だったので買うかをためらっていましたが、実業系の高校に就職が決まったので、改めて購入して読み返してみました。 この本では、タイトルにもある「教…

海原悠雲「やる気の育て方―モチベーションを高め持続させる仕組みを作る―」(インフォトップ出版 2009)

見た目はハウツー本の自己啓発書である。教育産業に携わる人間や心理学を専攻されておられる方からすると、邪道でありクソ本とののしられる可能性もある。 しかし、この本に書いてあることは、様々なやる気が起きない人間に対して、モチベーションを高め持続…

 生田武志『貧困を考えよう』

岩波ジュニア新書から出されている本です。 この本では、「貧困の具体的実態」、「なぜそれが起こるのかというデータ」、「世界と比べてみた日本の貧困」、「社会構造上の貧困の問題」を具体的に分かりやすく述べています。 中学や高校で、貧困問題を扱わな…

 西川純『実証的教育学研究の技法』(大学教育出版 1999)

こんにちは、吉田です。どうぞ、よろしくおねがいいたします。 この本は、教育学の研究方法をわかりやすく具体的に解説しているものです。著者の専門が理科教育学ということで、事例は理科がほとんどですが、どの分野にも通ずることが書かれています。社会科…