[研究会]研究発表を終えて


 今回、東京学芸大学社教演にて、研究発表をさせていただきました、かべです。
 私は現在、群馬大学教職大学院にて学んでおり、今回は『小学校社会科における児童の学習意欲を高める振り返り活動の工夫―授業間のつながりに着目して―』という研究テーマのもとで、実習での授業実践をふまえた研究状況について発表いたしました。



 私の発表は、発表内容・資料の精選が十分ではなく、ご助言をいただく時間があまりとれなかったことが反省点ではありますが、それでも様々なご意見をいただくことができました。今後の研究に向けて、良き知識と活力をいただきました。本当にありがとうございました。



 私の発表のこととは離れて、今回の研究会について少し述べたいと思います。
 私は今回こうした研究会が社教卒業生により企画・開催されたこと、そして参加させていただいたことに対して、感謝の気持ちでいっぱいです。久しぶりに母校の学芸大に来れたこと、そして、ゼミなどで何度もお世話になった社教演にて学び合うことができたことは本当にありがたいことと思いました。


 学部時代、社教で学ぶ中で、臨地研究やゼミなどを通して多くの優秀な先輩方や同級生の仲間たち、後輩たちに出会うことができました。しかしながら、残念なことに学芸大を卒業してしまってからは、卒業生の方々とお会いする機会はほとんどありません。それぞれが各方面で教師またはその他の仕事に携わり、無事に日々過ごされている旨をたまに耳にするくらいで、ましてや社教で学んだことを活かして、どんな授業実践をされているかということは知る由もありません。


 したがって、こうして卒業生が集まり、各々の授業実践の様子を発表し合い学び合うことができたことは、大変意義のあることであると思いました。


 
 今回の勉強会において感じた一貫したテーマは、「きちんとした社会科の授業を創る!!」ということであると思いました。
 現場にて授業を行う場合は、臨研や卒論などで考える授業とは違い、校種や児童生徒の実態などが様々な状況をふまえて、授業を創り実践することになります。そうした中で、いつのまにか曖昧になり、忘れて離れていってしまう「きちんとした社会科の授業」の在り方や創り方を再度確認することのできる研究会となりました。


 


次回もまた、こうした研究会が行われることを願っています。今回よりも多くの方々が参加され、明日への活力を得られるよりよい学び合いの場となることを望みます。


参加された皆さん、お忙しところご指導下さった渡部先生、大変お世話になりました。ありがとうございました。


 かべ